2022年1月23日日曜日

霊界

人間は、地上界で百年くらい生きて肉身の役割が終われば、自然に、そして自動的に無形世界の霊界に入って行くようになっているのです。
このように霊界は、肉身を土台として生きている私たちの目では見ることができないだけであって、地上生活の自動的で必然的な延長です。
神様が創造して下さった、人間の永遠の本郷なのです。
(平和経1571ページ)

 霊界は、いくら優秀で、いくら立派な知識人がいるとしても、彼が持っている知識を一週間以内に凌駕できる直観の世界です。
心の光を通じて見るので、そこに関連している世界は自動的に理解されるのです。
それは心情を通して見れば、「私」と相対的関係を持ち、主体的関係をもつようになるからです。(天聖経722ページ)

(iyo)上記は、アニメ「もののけ姫」の一場面を思い出すような内容です。たしか、「オコトヌシ」 というイノシシの頭領が、相手(アシタカ)の経験してきた記録を一瞬で吸い上げる場面がありました。

霊界を知らなければなりません。
何千年前の先祖たちが霊界に行って何をしているかを知るようになれば、どうなるのでしょうか。
必然的にその運命に引っ張られて行かざるを得ないことをはっきりと知ることによって、この地上の難しい問題も越えていくことができます。
(同721ページ)


腹中時代から、母親のおなかの中から出てくるとき、自分が暮らしていた所帯道具を抱えて出てきますか。
すべて破壊し、捨てて出てきますか。
一つでもぶら下げて出てくれば大変なことになります。

へその緒で食べ生きていたのですが、それを切ってしまえば死ぬようになります。
しかし、母親のおなかの中から出てくれば、それを切ってしまわなければなりません。
無慈悲に切ってしまわなければならないのです。
すべて破壊して出て来るのです。

人間は、時になれば誰でも母親の腹中での生活を清算して、地上界での生涯を始めるようになっています。
本人が願おうと願うまいと、宇宙の法則がそのように運行しています。
想像もできず、夢にも見ることができなかった広大無辺の新しい世界が拡がるのです。
水中生活の一生涯が終わり、地上生活の一生涯が展開します。
腹中生活の十か月が地上生活の百年に変わり、発展するのです。

そして人間は、色とりどりの変化無双な生涯を生きていきながら、最終段階である霊界、すなわち死後の世界のために準備する生活を送るようになります。
ですから、死ぬことを心配してはいけないというのです。
もっと良い所に引越しするのです。
(同698ページ)


地上での百年は、つかの間です。この世の中で生きる堕落した人々は、この世が一番だと思って生きています。何も知りません。それは腹中から生まれていない胎児と同じです。(同730ページ)


人間の一生は短いのです。
生涯において十年がいつ過ぎたのか分からないのです。
結婚して三十年以内に、すべての物が決定します。
ですから、人生の道はいつも待っていません。忙しいのです。
そして、一度はみな死ななければなりません。
死なない自信がありますか。
死ななければなりません。
死ねば霊界に行きます。
この世は束の間です。
十か月の腹中生活と同じなのです。
(同700ページ)


霊界と地上世界は、断絶された別の世界ではありません、一つの根本の存在原理のもとで相互交流し、授受する関係にあります。
私たちの教会も、本来、神霊を通じて統一する神霊協会として出発しました。
神霊とは何ですか。
一時的、配分的な霊力や霊的作用のことをいうのではありません。
真の愛を中心として霊界と人間世界が調和し、共鳴することができる神様の愛の力です。
ために生きて投入する真の愛の生活を通じて、人の心に感動を与えることはもちろん、霊的世界の協力も得る運動が、統一教会の運動です。
(同792ページ)


天国は一人では入れません。
人間の先祖が思春期を過ぎて、神様を中心とした愛の理想を完成して生活し、真の愛の種を残して父母になって先に入るべきところが天国です。
ところが、まだ神様の愛を中心として、この地に愛の種を残した父母が無く、そのような子孫を残した基盤を形成できなかったがゆえに、天国は空いているのです。
(同723ページ)


霊界は愛の空気で出来ていますが、皆さんの霊人体が準備できずに天国に入っていけば、息ができません。
地上世界は空気で出来ていますが、あの世は愛の世界です。
皆さんの霊人体が愛を感じられるように準備しなければなりません。
そのようにできずに霊界に行けば、関係を結ぶことができません。
問題が大きくなります
。何千万年もかかるのです。
・・・・(中略)・・・・
地上で愛を呼吸する人は、死んでいるのではなく、生きているのです。
・・・・(中略)・・・・
ご飯だけ食べていてはいけません。
この期間に何を満たさなければなりませんか。
この期間には、新しい愛の人格を形成しなければなりません。
(同700ページ)


本然の世界に基づいて、私たちが生まれ、生きてから、行くべきところはどこでしょうか。
これがはっきりしていません。
ですから一般の人たちは、霊界があるのかないのか、神様がいるのかいないのか、分からずにいるのです。

しかし「統一原理」を学んだ人たちは、霊界が確実にあることを知っています。
信じているだけではなく、知っているのです。
なぜでしょうか。
多くの体験を通じて知るのです。

今日、統一教会が世界的な基盤を形成するに至った背後を調べてみる時、多くの体験過程を経てきたというのです。
・・・・(中略)・・・・
ある人は、「神様がいるとしても私たちとは関係ない」と思うかもしれませんが、それは誤った考えです。

「霊界があるとしても私とは関係ない」と言うのは、まるで「私は家庭の一員であって、国は必要無く、世界も必要ない」というのと同じです。
・・・・(中略)・・・・
使徒パウロが霊界の第三の天(コリント2-12-2)を見て体験したことが、彼にとって根気強く宣教活動を続けることができた原動力になりました。
(平和経703ページ)


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