旧約聖書創世記2、3章に堕落の経緯が書かれています。
概略を記しますと、
神様は、最初の人(アダム)を造られた後、エデンの園の中央にある二本の木(生命の木と善悪を知る木)のうち、善悪を知る木の実は食べるな、と戒めを与えています。
食べると死ぬぞとまで言いました。
その後、アダムのあばら骨から女(エバ)を造りました。
さらにコメントがあって、ふたりとも裸であったが、その時点では恥ずかしいとは思わなかったとのこと。
ところがヘビが女(エバ)をそそのかしました。
食べれば、かえってあなた方の目が開けて、神のように善悪を知るものとなれますよ!
それで先にエバが食べ、次にアダムが食べてしまいます。
戒めを破った結果、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることに気が付いて、いちじくの葉を腰に巻きました。
二人の神様に対する言い訳
アダム「女が勧めたので食べました」
エバ 「ヘビがだましたので食べました」
この後、ヘビに対して神様の裁きが下ります。
お前は、すべての家畜、獣のうちで最ものろわれる。腹で這い歩き、一生ちりを食べる
ヘビと女の間、ヘビのすえと女のすえとの間に恨みをおく。
さらに、アダムとエバに対しても神様の裁きが下ります。
(内容省略)
(内容省略)
神様は、人をエデンの園から追放し、園の東に、ケルビムと回る炎のつるぎとを置いて、命の木に行けないようにされました。
(ここで、ケルビムとはケルブという天使の複数形)
さらに、最初の相手は人間どうしではなく、エバと天使とのこと。
これは本当かうそか?
神様の存在さえ疑う現代世界で、天使まで出てきました。ヘビも話をしています。
信じられる訳ないでしょ!・・・・で終わる人もおられると思います。さらに、これが罪の根となって、全人類が原罪を持つようになった?
原理講論では、聖書の記述等を用いて解明を試みていますが、現代人を納得させるだけの決定的な記述は、聖書にも見当たらないようです。
しかし、それらしき記述はあります。例えば、
黙示録12章
巨大な龍=悪魔(サタン)=全世界を惑わす年を経たヘビ とあります。
ユダの手紙
神様によって天使たちが罰を受けていますが、その理由は淫乱であるとのこと。
マタイ12章、23章
イエス様は当時の人間を指して「ヘビよマムシの子らよ」と呼んでいます。
創世記6章
ノアが登場する前の時点で、ネピリム(ネフィリム)がいたとのこと
黙示録12章
巨大な龍=悪魔(サタン)=全世界を惑わす年を経たヘビ とあります。
ユダの手紙
神様によって天使たちが罰を受けていますが、その理由は淫乱であるとのこと。
マタイ12章、23章
イエス様は当時の人間を指して「ヘビよマムシの子らよ」と呼んでいます。
創世記6章
ノアが登場する前の時点で、ネピリム(ネフィリム)がいたとのこと
ネピリム・・・・天使と人間との間に生まれた巨人族。
黙示録20章
悪魔はサタンであり、古い蛇
ヨハネ8章
イエス様は当時の人々に対して、悪魔から出てきた者と言っています。
黙示録20章
悪魔はサタンであり、古い蛇
ヨハネ8章
イエス様は当時の人々に対して、悪魔から出てきた者と言っています。
また、上述した創世記2、3章を見ても、
裸であることに気が付いて、何故いちじくの葉を腰に巻いたのか。
裸であることに気が付いて、何故いちじくの葉を腰に巻いたのか。
また、ヘビと女の間、ヘビのすえと女のすえとの間に恨みをおくとのこと。
また、血統は遺伝します。
例えば、まわりを見てみると、私の性格や容姿は、両親から受け継いでいるものが多くあります。
母親の家系はこんな病気の人が多いとか、父親の家系はみんな背が低いとか。
人類始祖で間違いが起きて、良からぬ血が混じったとすれば、それが遺伝するというのは考えらるでしょう。
母親の家系はこんな病気の人が多いとか、父親の家系はみんな背が低いとか。
人類始祖で間違いが起きて、良からぬ血が混じったとすれば、それが遺伝するというのは考えらるでしょう。
先生の講話より
「アダムとエバがエデンの園にどんな種を蒔きましたか。節操のない性関係の種を蒔きました。それを否定できますか。ですから、彼らが下半身を覆ったのです。
子供たちも、父母が隠しておいた大切なお菓子を盗み食いして、見つかれば隠すのが本性の作用ではないですか。
もし、善悪の実を取って食べたなら、その取って食べた手や口を覆うべきなのに、なぜ下半身を覆ったのかというのです。堕落は淫乱によって引き起こされたことを否定できません」(平和経229ページ)
アダムとエバはカインとアベルを生みました(二人だけでなくほかにもいます)が、その間で殺人事件が起きます。
カインがアベルを殺してしまいました。
この世の法律を見ると、姦淫と殺人に対する扱いには大きな差があります。
殺人の罪はとても重く、時には死刑になることがありますが、姦淫はありません。寧ろ、それを商売ネタにしている人や、組織もあります。
しかし、聖書の記述順序を見ると姦淫は殺人の根になっていると考えられます。
その辺のはなしを先生の講話から拾ってみますと、
「有史以来、この地球上で起こったすべての戦争は、本質的に兄弟間の闘争なのです。聖書はこれを、エデンの園から追放されたのちに起こったカインとアベルの殺害事件として教えています。
それでは、なぜこのような兄弟間の闘争が、家庭、氏族、民族、国家、世界の次元で絶え間なく繰り返されてきたのでしょうか。それは正に、カインとアベルの父母であるアダムとエバの犯罪に由来しているのです。
人間始祖の原罪とは、アダムとエバが神様の戒めを破り、不倫な淫乱の罪を犯すことによって、悪魔と血縁関係を結んで堕落した偽りの父母となり、人類に偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統を引き継がせたことです。」(平和経1037ページ)
参考:聖書の歴史展開
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